
再販の声が多かったニューアイテムのご紹介です。
久しぶりにミリタリーカーキが帰って来ました。
入荷と同時にお求め頂いたお客様が続き、早速サイズ欠け、在庫が少なくなっています。
再リリースといえど、以前のチノとは別物になります。
コンセプトを分けた2品番は、それぞれ時代設定に伴ったシルエット、ディティールの違いがあります。
まずは
45 Civilian
米軍サプライとして供給された45カーキのシビリアン(民間)モデルというコンセプトで製作しました。
40’s~50’sをイメージし腿周りにゆとりはあるものの、後に紹介する41に比べシェイプされたスタンダードシルエットになります。

後に効率化によって消滅していく両玉縁ポケットはそのまま健在。
インシーム、アウトシームは二本針環縫い。
ベルトループは7本。
パッカリングも雰囲気があります。

ネイビーはブラウンのステッチワーク。
レプリカモデルとは異なる魅力と言えるでしょう。

前立てボタンフライは、タグワ椰子のナットを削ったコロゾボタンを使用。
尿素ボタン、またはメタルボタンがセオリーですが、あえて変えました。
センターバックの広めに残した縫い代は、サイズの仕て直しが可能なトラウザースの名残です。
シングルステッチにしてあるので、ヒップにかけてのセンターはアウトステッチが入りません。
タウンウエアへの過渡期とも言える、腿周りに若干のゆとりをもたせたスタンダードシルエット。
チャッカブーツ、レースアップブーツ、ミリタリースニーカー等と好相性ですね。


45 Civilian
続いて
設定した時代背景としては、こちらがより旧いモノとなります。
41 Civilian
米軍サプライとして供給された41カーキのシビリアン(民間)モデルというコンセプトで製作。
30’s~40’sをイメージした股上が深く、裾幅も広いワイドシルエットが特徴です。


生産の効率化によって消滅していった両玉縁ポケット、巻き縫いではなくシングルステッチが中心の縫製となります。
ベルトループは6本です。

前立ては、タグワ椰子のナットを削ったコロゾボタンとフックを併用。
スレキは高密度ツイルではなく、やや目の粗いライトオンスのキャンバス。

両玉コインポケットは、右フロントポケットの内側に配置されています。
ドッシリとした太いシルエットが魅力の1本。
センタープレスはピッチリといきましょう。
41 Civilian
かなり気に入っています。
早速、愛用します。


45,41共に、生地は高密度ウエポン。
ウエストポイントの略ですが、陸軍士官学校がニューヨーク州ウエストポイントにあることに由来しています。
色々なチノパンが世の中には存在しますが、TROPHYの提案はいかがでしょう。
いつの間にかスタッフも、全員履いています。
ディティールを比べて、好みを選んでみて下さい。
どちらも良さがあるので、悩みますね。
egawa