今週末のデリバリーアイテムを紹介します。
秋冬のロングセラーアイテムとしてブランド初期からリリースを続ける”STORM VEST”。
毎シーズン、マテリアルを変えて登場していますが、今季も期待を裏切りません。
Browns Beachに別注したビーチクロスを使用したアップデートバージョンです。
通常、存在しないダークブラウンを基調としたTROPHYオリジナルカラーで織り上げたブラウン。
そして、メインカラーの一つともいえるネイビーを今季はラインナップに加えました。
1901年マサチューセッツ州にて設立されたBrown’s Beach Jacket Company。
防寒性に優れ、 強風、雨、風、寒さといった過酷な状況下で働くフィッシャーマン、ハンター、ランバージャックといったワーカー、多くのアウトドアマンに愛用されていました。
”ビーチクロス”は、CottonとWoolの混合させて独自製法で織り上げた生地となります。
裏面は起毛し、温かさとニットの様な柔らかい素材感は、この生地ならではといえます。
生地特有の不規則なムラ、凹凸感のある表情から通称『ごま塩』とも呼ばれ、ヴィンテージラバーにも熱狂的なファンが存在するアイテムです。
防寒性を高めるからといって着膨れしたシルエットにはならない様、中綿のボリュームも何パターンか検討しました。
また、3M社の高機能素材シンサレートを挟み、オーセンティックなヴィジュアルに現代的な機能を融合しています。
ブラウンズビーチの特徴とも言えるコットンテープのパイピング処理はデザインインパクトだけでなく、巻き縫いの厚みを軽減する、理にかなった縫製仕様です。
スナップボタンもブラウンズビーチのロゴ入りを使用。
ハンドウォーマー付き2ウェイポケット。
ポケットを沢山つけるのは簡単ですが、過剰なデザインは取り入れず、必要最低限。
デイリーユース、タウンユースに優れた、使いやすくシンプルなディティールに徹しています。
パッケージやロゴデザインも秀逸の一言。
ネルシャツの上に羽織ってみました。
室内と室外での気温差が大きくなるこれからの時期、室内でシャツやスウェットパーカーの上に軽く羽織るのにも最適です。
今日は、Humming Bird Jacketの上にアウターベストとして合わせてみました。
ビーチクロス特有のウールとホースレザーの組み合わせが気に入っています。
60年代以降、ポリエステル、ナイロンが台頭して市場比率は逆転しますが、コットンxウールならではの温もりと雰囲気、粋な格好良さは変わりません。
は今週末、 Dealer 店頭に並びます。
生産数に限りがあり、次回リリースが困難なアイテムとなりました。
即戦力となる一枚。
気になる方はお早めにどうぞ。
Egawa