完売してご迷惑をお掛けしていた
DIRT DENIM 各種が全国の取扱いディーラー様の店頭に並びました。
ブランド立ち上げ時からメインテキスタイルで展開している”DIRT DENIM”は、
岡山の井原にある小さな機屋さんで織られています。
ガシャガシャガシャ
まるで旧い単車の様なリズミカルな機械音が鳴り響き反響し続ける室内。
一台一台を職人さんが調整を行い、付きっきりで生地の織りを確認しています。
織機が生地を織っている時の音を聞き分ける事が重要で、不具合や異変は全て耳で判断するそうです。
本当にゆっくりと織られていきます。
シャトル織機は1分間に約140~160回往復。
機械の進歩により今では織りスピードの遅い旧式織機となってしまいました。
1時間に5mしか生地を織れません。つまりジーンズ2本分。
しかし、この織機でないと織れない風合いがあります。
太糸を使ったローテンションで織ったムラの風合い。
TROPHYのDIRT DENIMも、現代の進化した織機では質感は再現出来ず、
旧式力織機と職人技術によって生みだされています。
今回は生地の生まれる背景でしたが、生地からジーンズになる行程もまたお伝え出来たらと思います。
今、店頭に並んでいるDIRT DENIMは本当に沢山の職人さんの手が加わり、カタチになっています。
是非、この生地の質感を楽しんで頂けたらと思います。