Trophy General Store を作ってくれたWARLOCKと2台でぶらり。
同じ時代の同じバイクに乗る同じチームの同い年。
借りっぱなしの部品が沢山。借りっぱなしの恩も沢山。
10年後、その先もおそらく関わりが変わる事のない人です。
そんな彼も愛用(めちゃくちゃ似合ってる)していて、今季ルックブックでも注目度が高かったのがこちら。
カウチンの ルーツを調べると、カナダバンクーバー島の先住民カウチン族が作ったセーターに由来するそうです。
なるほど。ひとつ雑学が増えました。
TROPHYでは初リリースアイテムとなり、今シーズン試行錯誤を重ねて商品化したアイテムの一つとなります。
今まで作っていたニットの生産背景とは異なり、カウチンを作れるところを探すところからのスタートでした。
ザックリとした100%ピュアウールの編み糸は、スイスに拠点を置く紡績メーカー『INTIFIL SA』 社のモノ。
伝統ある南米ペルー原産ニット用などの高級糸を扱う老舗メーカーです。
そして、ハンドニットの名の通り、ひと編みずつ人の手で編まれています。
手作業で作っているので、一日の生産数もしれています。
フロントの トロフィーとチェッカー柄は、ローゲージで表現出来る最良のバランスを追い求めました。
製作当初は使用する糸の色数を3色で考えていましたが、オーセンティックなカウチンとしてのルックスイメージを優先。
ヘザーグレイとオートミールの2色を選択しています。
背面にはインディアンチーフ。
レースを連想するチェッカーとインディアンとNo.1。
アワードジャケットのイメージも含み、TROPHYらしい一着に仕上がったと言えるのではないでしょうか。
袖はぐるり一周よく見ると、アロー(弓矢)柄です。
袖はもたつきを減らし適度 に絞っています。
フロントジップアップは、コの字止め付きUNIVERSALに革ジャンと同様のカットを施したレザーの引手を付けています。
ボリュームの出過ぎないシルエットを目指したので、シャツやクルースウェットの上に最適です。
手で持った時のしっかりとした重量感は、実際に袖を通すと重く感じる事はありません。
そしてカナダの極寒でも古くから愛されていた通り、保温性はかなり高いです。
どこか懐かしさもあり、温かみのあるハンドニット。
ワードローブに一枚加えると、毎年冬が来るのが楽しみになるかもしれません。
EGAWA