この頃、またエンジニアブーツとデニムを履くペースが増えて来ました。
私自身マイブームの周期が常にあるのですが、何周もしてまた王道に戻ってきています。
ただ、同じデニムでも丈と太さが変わっています。
ウエストはワンサイズアップ、脇を割って裾幅のテーパードをキツく縫い直して、ロールアップ無しので短めレングスが今の気分です。
長らくサイズ欠け等で、ご迷惑をお掛けしていた ” Dirt Denim “ 各種が全国の取扱いディーラー様の店頭に再び帰ってきます。
今回の再入荷は以下の4品番です。
” 1606 W Knee Standard Dirt Denim “
” 1608 W Knee Narrow Dirt Denim “
ブランド立ち上げ時からメインテキスタイルとして展開している”DIRT DENIM”は、岡山県井原市にある小さな機屋さんで織られています。
ガシャガシャと、旧い単車のエンジン音の様な軽やかでリズミカルな機械音が鳴り響き反響し続ける工場内。
旧型の力織機(りきしょっき)を熟練の職人が一台ずつ調整を行い、生地の織りを確認しています。
生地を織っている際の音を聞き分ける事が重要で、不具合や異変は全て耳で判断するそうです。
当然の事ながら、気の遠くなる程の時間と労力を費やし感覚を養ってきた職人のみが成せる技です。
Trophy Dirt Denimは縦糸も独自レシピで染色しています。
通常よりやや黒味のあるインディゴ染料を使い、穿き込み後も青白いライトブルーの色落ちではなく、独特の濃淡が出るようにしています。
縦糸の染色は、小規模メーカーには非常にハードルが高い50反(2500メートル)の生産ロットが必要となります。
ジーンズ1000本相当の生地ですが、どうしてもこれは実現したくてブランド初期の生産時から行なっています。
ゆっくりと織られる旧式力織機は1分間に約140~160回往復。
1時間に5mしか生地を織れません。
つまりジーンズ2本分です。
日本、世界広しと言えど、この機屋さん以上に旧い実働する織機は存在しないのではないでしょうか。
そして、この織機でないと織れない風合いがあります。
太糸を使ったローテンションで織ったムラの風合い。
Trophy Dirt Denim は、現代の進化した織機では再現出きません。
旧式力織機と職人技術によって生みだされています。
店頭に並ぶデニムの生地は、大切な職人さんの存在無くしては生まれません。
是非、この生地の質感を楽しんで頂けたらと思います。
” 1606 W Knee Standard Dirt Denim “
” 1608 W Knee Narrow Dirt Denim “
商品は “Trophy General Store”、“弊社Dealer様にてデリバリーされています。
遠方の方やお忙しい方は、オンラインストアもご利用ください。
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Egawa